つくばサミット弾圧救援会のブログ

5月24日早朝、私たちの仲間Aさんの自宅に突然押しかけてきた茨城県警つくば中央署は窓ガラスを割って強引に侵入し、家宅捜索をした上にAさんを建造物侵入容疑で逮捕していきました。私たちは茨城県警に対し強く抗議し、連れ去られたAさんの一刻も早い解放を求めます。 → 6月14日に解放されました!                 連絡先  メール tsukubakyuuen“あっと”gmail.com        ツイッター つくばサミット弾圧救援会 @tsukubakyuuen  

勾留理由開示裁判に来てください!(再掲載)

水戸129号ことAさんへの不当極まりない勾留延長の理由を明らかにさせる勾留理由開示裁判を8日16時に水戸地裁210法廷で行います。本当に形骸化し た、儀式そのものではありますが、今回の逮捕と勾留への私たちの怒りを示すことの出来る機会です。そしてもう10日以上囚われているAさんの顔を見、視線 を交わすことの出来る機会です。水戸は遠いので諸所心苦しいのですが、是非多くの方に集まっていただきたいと思っています。15時に地裁前集合でお願いし ます。

勾留理由開示裁判に来てください!

水戸129号ことAさんへの不当極まりない勾留延長の理由を明らかにさせる勾留理由開示裁判を8日16時に水戸地裁210法廷で行います。本当に形骸化した、儀式そのものではありますが、今回の逮捕と勾留への私たちの怒りを示すことの出来る機会です。そしてもう10日以上囚われているAさんの顔を見、視線を交わすことの出来る機会です。水戸は遠いので諸所心苦しいのですが、是非多くの方に集まっていただきたいと思っています。15時に地裁前集合でお願いします。

勾留延長されました

水戸129号ことAさんの勾留満期は4日でしたが、3日に裁判所が検察の勾留延長請求を認めたとの連絡がありました。Aさんの勾留は10日延長され、勾留満期は14日になります。
 プラカード1枚で23日丸々です。なんと素晴らしい国でしょう。日本国万歳。茨城県警万歳。水戸警察署万歳。水戸地検万歳。水戸地裁万歳。報道の自由度のランキングでこの国が急落していると聞いたことがありますが、報道の自由ではなく民主主義の間違いなのでは。
 Aさんは裁判で有罪判決を受けたわけではありません。まだ裁判にかけるかどうか、起訴するかどうかを判断しようとしている段階です。法的には無罪の状態のはずです。なのに23日拘束されることになりました。Aさんには接見禁止がつけられているので私たちはAさんと会って話をすることもできません。23日間社会から隔離されれば周囲の人間関係に支障をきたすことはもちろん、職も失うでしょう。しかしこの国の司法制度はそれらに対する謝罪も保障も用意していません。23日の拘束は事実上刑の執行、何らかの懲罰です。『それでも僕はやってない』という映画を見た方は、有罪宣告をされてもいない人が囚人のように扱われていたのを覚えていると思います。あれは誇張されてもいない事実そのままの描写で、今もあのままです。この国の司法は(と一応ここでは限定しておいてあげます)人権に関心などありません。本当に人権に関心があるのなら、裁判にかけるかどうかを判断する状態で23日間拘束し続けるなんてことをするはずがありません。このことから考えるだけでも、日本国はいい加減先進国のふりをするのはやめるべきだと思います。(有罪なら現状で行われているような拘束が許されるのか、ももちろん問われるべきです。)
 さらに、この勾留の理由を問いただそうと勾留理由開示裁判を請求しましたが、先日お伝えした通り裁判所は弁護士手配の不可能な請求の翌々日(公判について交渉をしている翌日!)か勾留期日を過ぎ、裁判が本当に儀式としての意味しか持たない8日での開催のどちらかと答えてきました。裁判官様、あなた様は何のために裁判をするのですか様様?
 外国語のできる方は是非「日本国はプラカード1枚で23日拘束される素晴らしい君主制国家だ。」と各国語で広めていただきたいです。
 そんなふざけた状況ですが、Aさんは完全黙秘、取り調べに対して出房拒否、さらには自分で準抗告をしたりとがんばっています

プラカード一枚の自由もないのか!不当な勾留延長をやめろ!

3月18日に私たちの仲間Aさんは茨城県つくば市の国際会議場で、サミット参加国大使館職員に「UNWELCOME G7」と書いたプラカードを手に英語で抗議しました。それだけで2ヶ月以上たった5月24日に建造物侵入容疑でつくば中央署に逮捕されました。

 プラカード一枚での逮捕は憲法にある「表現の自由」を侵す不当極まりないものです。その上さらに今日、検察官は二度目の勾留請求をしました。裁判所はほぼ検察の請求通りの判断を下すので、勾留は延長されると思われます。勾留延長は全く不要で不当なものです。一連の逮捕・勾留・サイドの勾留延長に強く抗議します。

 

6月3日

つくばサミット弾圧救援会

救援会の郵便振替口座を開設しました

つくばサミット弾圧救援会の郵便振替口座を開設しました。

カンパのお振り込みは以下にお願いいたします。

口座番号:00130-8-265235

口座名称:つくばサミット弾圧救援会

 

ゆうちょ銀行以外からのお振り込みの場合は、以下にお願いいたします。

店名(店番):〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)

預金種目:当座

口座番号:0265235

 

5・24つくば弾圧への抗議声明 その3

 5月15日から17日にかけてつくばで行われた会合は科学技術大臣会合でした。つくば市は「研究学園都市」を自らもって任じている自治体であり、実際さまざまな研究機関がこの地に集まっています。だからこそつくばでの科学技術大臣会合はふさわしいと思ったのでしょう。しかし、そこで行われている研究はどんなものでしょうか。また、研究者は何を考えて研究をしているのでしょうか。
 「研究学園都市」つくばを象徴する筑波大学は米軍から研究費を受け 取っていたことが分かっています。国立大学は独立行政法人化して以降その予算を著しく減らされ、研究費用を自分たちで調達せざるを得ず、企業との共同研究が増えています。「学問の自由」も目の前の経済問題には太刀打ちできません。大学に潤沢な資金を提供できる企業の多くは軍需産業でもあります。そしていまや 防衛省も大学にとって重要なスポンサーです。筑波大生への軍事研究についてのアンケートで賛成が反対を上回るのは、学生たちの政治意識だけの問題ではあり ません。彼らを取り巻く社会はとっくにそう判断しなければやっていけないものになっているのです。日本学術会議が長くとっていた軍事研究否定の姿勢を見直 そうとしていることも、そういったことの表れなのでしょう。
 近年のサミットでは「対テロ戦争」と核拡散防止が大きなテーマとなっています。と 同時に、3・11以降、福島第一原発事故は世界の多くの人々にとって原子力発電について見直しを迫りました。このこととすでに述べた近年の軍学共同の動き を踏まえ、たとえ科学技術大臣会合のアジェンダが、次世代を担うイノベーション人材の育成やクリーン・エネルギー技術の開発といった当たり障りのないもの だとしても、現地でその会合に対抗してやるべきは科学技術と核・軍事の批判だと私たちは考えました。会合前日の14日には、G7茨城・つくばサミットを問う会として、対抗シンポジウム「科学技術と核・軍事体制を問う」を行い、翌日の15日には「来んなG7、つくばと地球から出ていけ !!!  G7茨城・つくば科学技術大臣会合反対デモ」を行いました。私たちはサミットに改良や代案を求めません。頂点の人々に対しては世界を思い通りにしようとするのはやめろというだけです。
 私たちが半年かけて行ってきたこれらの取り組みは、実は大変ささやかなものです。参加人数は毎回三十人に届きませ ん。最後の対抗シンポジウムでやっと三十人を超えた程度です。今回の弾圧は私たちが出来たことからすれば過大な評価で、むしろ気恥ずかしくさえあります が、仲間が弾圧され、敵の手に捕らわれているのに遠慮している場合ではありません。今回の弾圧はこの国で取り組まれているサミットに反対するすべての運動 に対する弾圧です。サミットに反対する、異議を感じているみなさん、プラカード一枚分の抗議さえできない状況に危機を感じているみなさん、私たちと共に、 それぞれのやり方で、それぞれの場所で戦ってください。
 私たちは今回の茨城県警の弾圧に強く抗議します。裁判所はこれ以上の勾留を認めるな。検察は勾留の延長を求めるな。警察は今すぐAさんを解放しろ

 

6月1日  つくばサミット弾圧救援会

勾留理由開示裁判が開けません

 水戸129号ことAさんは6月4日に勾留満期を迎えます。再度の勾留延長を阻止するため、水戸簡裁に対して(この間令状を出したりしているのは水戸簡易裁判所です)満期前の2日か3日に勾留理由開示裁判を開くよう要求していますが、簡裁は法廷と裁判官の不足を理由にこの日程を拒否し、1日か8日でと回答しています。このやり取りは5月31日にされていて、つまり水戸簡裁は翌日にやるか満期後にやるかどちらかで、と言ってきています。
 こういった公安事件に関心を持ち救援の実情も理解して引き受けてくれる弁護士は少なく、さらに弁護士はただでさえ忙しく接見の予定を組むのにも苦労しているのに、いきなり翌日に勾留理由開示裁判など組めるはずがありません。また、8日は満期でAさんが解放されていた場合には当然意味がありません。それともこれは、今の段階でさらに10日勾留するつもりだとの裁判所の意思表示だと言うのでしょうか?
 県庁所在地とはいえ政令指定都市に遠く及ばない人口27万人の地方都市なので、裁判所もその運営に大変なのかもしれません。しかし、有罪が確定しているわけでもないただの人が、警察や検察の取り調べを受けるためだけに拘束されている人が、その不当な拘束時間を少しでも早く終わらせるための手続き=裁判をしようとしているのに運営上の理由で手続きが出来ないなどということがあっていいのでしょうか。たまたまですが、現金を受け取ったかどうかで大臣を辞めた甘利明(67)という人物は在宅のまま検察の取り調べを受け不起訴処分になりそうだと、今日31日に報道されていました。大臣ならいくら批判されようが拘束もされずに済み、ただの人は拘束された上に拘束を辞めさせる手続きもできないとはなんというわかりやすい違いなのでしょうか。
 水戸簡易裁判所は水戸129号の勾留理由開示裁判を3日に開きなさい。さもなければ今すぐ129号を解放しなさい。